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ミーちゃんのこと

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これは前に住んでいたアパートのベランダです。
手前にいるのが地域猫時代のわが家の先代猫。そのあたりは地域猫の多いところで、ペット可だったこのアパートには猫たちがたくさん集ってとくに日当たりのよい南側のベランダは人気の場所でした。
避妊・去勢手術のお世話をしてくださる方もいらして仔猫が生まれたのを見たことはありませんでしたが、どこからともなく猫の集まるところになっていました。

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上の写真では奥にいる眼光鋭いこの方はミーちゃん。
私たちが住み始めたときにはすでに主のようにいて、そのあたりではちょっとした有名猫でした。ほかの猫は人それぞれ別の名前で呼んでいたりするのですが、ミーちゃんのことは誰しも「ミーちゃん」と。決して飼い猫になるタイプではなかったけれどとても人なつっこく、駅から5分ほど坂を登ったつきあたりのアパートに向かって歩いてると途中まで出迎えに来てくれたミーちゃんによく付き添われて帰宅したものでした。

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すでにかなりの高齢だったようなのですが、まわりの猫にも一目置かれていました。ときどき小競り合いが起こるのにも加わらず、悠々とマイペースに生活を楽しんでいるように見えました。

引っ越してからも何度か会いに行っていましたが、しばらくご無沙汰しているうちにミーちゃんが亡くなったと連絡をいただいたのが年末のこと。
まわりの方に見守られながら旅立ち、手厚く弔われたということでした。
長く住んでいらした方の話ではもう20歳近くだったとのこと。

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ミーちゃん、長生きしたねえ。大往生だねえ。
付き合いは4年くらいだったけど、毎日楽しかったよ。
しばらくそっちでゆっくりしたらまた戻っておいでね。

外猫については賛否両論ありますし、
ミーちゃんのように長生きできる猫は本当にまれだと思います。
でもミーちゃんに関しては、すごくいい猫生だったなあと。
いなくなったことはさみしいけれど、少しすがすがしさの残る訃報でした。

合掌。


ミーちゃんのこと_a0119470_1544163.jpg
小梅は元気です。私の在宅中に寝ている時間が多くて写真が撮れませんでした。明日からは梅蔵コンビで通常更新できると思います。
ご心配いただいてありがとうございました。
長い文章にお付き合いいただきまして感謝です。<(_ _)>
本日コメ返いたします。遅くてすみません!>_<毎日更新するための活力になっております。
1日それぞれ1クリック。ぽちっとよろしくお願いします。

by raizoume | 2010-01-12 02:08 | ほかの猫 | Comments(13)
Commented by ほんなあほな at 2010-01-12 10:07 x
そうだったんですか。。。梅蔵母さんのことだから、ミーちゃんにお別れを言いに行ってらしたんですね。
うん、ミーちゃんは、きっと幸せな猫生だったと思います。猫にも一目置かれ、飼い主が沢山居る生活だったんですもの。お別れ自体は、寂しいけど、きっと次も幸せに生まれて来れるんじゃないかな?
地域猫には、色々考えもあると、私も思いますが、猫一匹歩いてない、歩けない世の中って、どうよ??と思います。そんな、心に余裕の無い集まりは、人も暮らしにくいはず。。。

小梅ちゃん、復活だから、雷蔵君、油断大敵よ~♪
Commented by ぴなた at 2010-01-12 15:38 x
外猫さんで20歳!すごいですね。
みんなに見守られて、住みやすいところだったのですね。
ミーちゃん、とっても幸せな猫生だったと思います。
うちの近所は、猫のエサ禁止など張り紙がいっぱいです。
お寺の境内に野良さんがいっぱいいて、
そのお寺の前で捨てられてたちょびと出会いました。
でも、そのお寺も猫を排除してしまって…さみしいです。

小梅ちゃん、復活ですね♪
Commented by ライラ at 2010-01-12 17:03 x
外猫で20歳はすごいですね!
ミーちゃん大往生ですね。
近所の皆さんに見取られる外猫、本当にすごいです
梅蔵母さんが以前に住んでいたところはいいところですね
世界中の待ちがそんな風になったらいいなと思います
Commented by エーコまま at 2010-01-12 19:42 x
白茶ちゃんとミーちゃんのお話を読んで涙がこぼれました。。。
動物との出会いは、運命的なものを感じますね。
雷蔵君は梅蔵母さんちの家族になるのが生まれた時から
決まっていたのだと思います(^^)

ミーちゃん。。。皆さんに見守られながら虹の橋を渡ったんですね。
外で暮らす猫ちゃんは、事故や病気などの危険と隣り合わせだから、
そんな中で20年は大往生だと思います。
ミーちゃんは、幸せな20年を送ったことでしょう。。。
Commented by かんみ at 2010-01-12 20:37 x
最近は野良猫が住み難い世の中になってきていますが
ミーちゃんはご近所のみなさんに愛されて
幸せな一生を過ごせたんですね。
きちんと手術もしてあげるなんてご近所さん達は
本当にステキな方々ですね。
ミーちゃんの眼光鋭いところチャリと似ているかも…
Commented by haruuraranman at 2010-01-12 23:12
小梅ちゃん復活おめでとう!!!

外猫も、こんなふうに住人たちからの理解と世話を得て、地域猫として幸せに暮らしていけたらどんなにいいだろうと思います。
虐待もなく、飢餓もなく・・・
出迎えてくれるミーちゃん、いいですね。疲れが癒されますね。
幸せだったんだろうなあ・・・

ほんと、少し、お空でゆっくりしたら、また良い人たちのいるところへ帰って来て欲しいですね。
Commented by ゆう at 2010-01-13 14:27 x
地域猫というと、みなさんが協力してくれているように聞こえますが
現実はなかなかキビシいことも多いですよね。
我が家にはまっしろハクが今もたまにやってきますが、
猫好きな私は、排泄の問題さえなければいくらでもくつろいでいってほしいです。
ミーちゃんは、幸せな一生だったんでしょうねえ。
ノラさんで20年近くなんて、ほんとに長生きだと思います。
みなさんにかわいがられていたことがわかりますね。
じいーんときちゃいました。ぐすん!
Commented by 梅蔵母 at 2010-01-13 17:01 x
#ほんなあほなさま:
ミーちゃんの訃報を聞いたのは帰省中だったので残念ながら駆け付けられませんでした。持ち家の方(ミーちゃんの子供を飼ってらっしゃる)が裏庭に埋葬してくださったそうです。
私たちが住み始めた頃には地域猫という考えが浸透し始めた頃で、すでにその辺をうろついてる猫にはみんな不妊手術が施されていましたが、ミーちゃんが若い頃には出産したこともあり、みなさんで面倒を見て飼い主を捜したりされたそうです。
もちろん外にいると事故にあったりケンカでケガして病気になったりといいことばかりではありませんが、そこらへんに猫がのんきに日向ぼっこしてたりする風景っていいなあと私も思うのです。
Commented by 梅蔵母 at 2010-01-13 17:08 x
#ぴなたさま:
私たちの住んでいたアパートはペット可だったせいか、動物好きの方が多くそれぞれの部屋の前にエサ入れの出てるようなところでした。^^
猫たちが汚すとそれぞれ掃除をしたりして気をつけていたように思います。
東京でも田舎のほうで、すぐそばには猫たちのトイレになるような林や原っぱもあったりしたので(当然猫が嫌いな人もいたでしょうけど)、表だって問題になることはなかったけれども街中ではそうはいかないかもしれませんね。
ちょびちゃんはお寺で出会った猫さんでしたか。そのお寺に猫さんがいなくなったのはさみしいですね……。

#ライラさま:
ミーちゃんは本当に賢いというか、地域猫として生きていくための知恵に長けた猫でした。猫同士の争いには加わらないとか安全な人間を見極めて甘えてくる…とか。そんな処世術の必要ないくらい外猫にとって住みやすい街が増えればいいですよね。^^
Commented by 梅蔵母 at 2010-01-13 17:27 x
#エーコままさま:
白茶の話も読んでくださってありがとうございます。
雷蔵を見つけたのは、毎日それとなく里親サイトを眺めるのが日課になっていたものの、ピンとくる子に巡り会えず、数日後にペットショップに見学の予約を入れていたときでした。本当に縁なのだなあと思います。

ミーちゃんは、具合の悪くなったときよく世話してくださる方をちゃんと頼っていったみたいです。最期までミーちゃんらしかったなあと少しおかしくなりました。ひとりで亡くなったわけではないということは、勝手な感傷ですが心底ホッとしました。ミーちゃんのような生き方ができる外猫さんが今後も増えればいいなあと思います。

#かんみさま:
私たちはたまにカンパしたりすることがあっても基本的には傍観者でしたから(1名家猫として迎えましたが)、やはりお世話してくださる方がいるというのは大きかったと思います。人慣れてしているとはいえ野良猫を捕獲し、手術を受けさせてリリースするのは大変なことですから…。今では自治体で地域猫の手術費を半分持ってくれたりするところもあるようですね。
うちの市でもそうみたいですが、うちのまわりでは野良猫をほとんどと言っていいほど見ないんです…。
Commented by 梅蔵母 at 2010-01-13 17:47 x
#はるうららさま:
住んでいたアパートでは、冬になるとダンボールや発泡スチロールで寝床を作っていくつか部屋の外や集合郵便受けの下などに置いてたりしました。それでも怒る人のいなかったというのは本当に特異なケースだったのだと思います。たいていは絶対怒られますよね。(^^ゞ
ミーちゃんも子供に追いかけられたりすることもあったようですが、それを見つけて諭す人もいたりして…現代の東京とは思えないような地域だったかもしれません。変わらないでほしいなあ。
ミーちゃん、またこの世に生まれてきたら会いたいです。^^

#ゆうさま:
きっと猫好きじゃない人もいたのでしょうが、それでも大目に見てもらえていたのは手術していたおかげであまり頭数が一定以上増えなかったからかなあと思っています。トイレになるような林も原っぱもあったし…。
ミーちゃんはきっと苦労したこともあったと思いますが、猫としては理想の一生ですね。人には甘えるけれど最期まで自由でした。

ハクさん、庭に粗相されちゃいますか…?この際トイレを置いてあげるとか…。でも、そしたら居座っちゃうか〜。家猫さんたち大騒ぎになりますね。^^
Commented by プー&ジジママ at 2010-01-14 16:53 x
白茶君もいて、ミーちゃんもいて・・・

鼻の奥がツーンとする、素敵なお話、素敵な写真でした

雷蔵ママの、「さみしいけれど、すがすがしさの残る訃報」
という言葉に、大変共感を覚え、心に温かく残りました

ママは、本当に、気持ちの温かい人ですねぇ
Commented by 梅蔵母 at 2010-01-15 20:20 x
#プー&ジジママさま:
ありがとうございます。ミーちゃんがもし私の飼い猫だったらもっと感情も違っていたのでしょうけど、部屋の中で飼われるタマではなかったし外猫としてはあっぱれな一生だったと思います。
ミーちゃんは4年くらいの間ほぼ毎日顔を合わせてたので、私の中で心に残ってる猫の上位にいます。ちょうど帰省中の訃報で駆け付けられませんでしたが、みなさんに温かく見送られたことは行かなくてもよく分かるのでその点は安心でした。
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梅蔵一家

東京都下在住。ネコ×3、ヒト×2

雷蔵(らいぞう)♂

雷蔵の写真

'08年4月中旬生まれ。マイペースの偏食男子。中身は猫ではないともっぱらのウワサ。'08.9.21梅蔵家合流。

小梅(こうめ)♀

小梅の写真

'08年8月生まれ(推定)。三毛猫ファイター。技のキレは師範クラス。意外と小心者で甘えん坊。'08.12.4梅蔵家合流。

小鈴(こすず)♀

小鈴の写真

'12年4月生まれ(推定)。1本の電話がきっかけで神戸からやってきた女の子。特長はタレ目と眉毛柄。'12.7.22梅蔵家合流。

&梅蔵父と梅蔵母

Author/梅蔵母さん

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